第48回日本臨床バイオメカニクス学会
会 長 帖佐 悦男
(宮崎大学医学部整形外科 教授)
この度、「第48回日本臨床バイオメカニクス学会」を2021年11月5日(金)・6日(土)に宮崎市の宮崎市民プラザにおいて、工学教育研究部機械設計システム工学科教授の鄧鋼先生と医工連携のもと開催させていただきます。
平成10年(1998年)に田島直也名誉教授が第25回本学会を主催して以来、宮崎大学医学部整形外科学教室が23年ぶりに担当させていただくことを教室員一同大変光栄に存じます。
本学会のテーマは「臨床バイオメカニクス・イノベーション ―継承と革新―」といたしました。臨床バイオメカニクスという学会名の通り、学会員は整形外科医、工学研究者、理学療法士を中心に多職種から構成されております。近年、バイオメカニクス研究の重要性が認識され会員数は増加し、研究手段として力学試験や画像解析、動作解析からコンピューターシミュレーション、更にはビッグデータ解析、AIなど様々な手法が用いられ、新たな研究分野が発展しています。本学術集会が、本学会ならびに臨床バイオメカニクス研究のさらなる発展に貢献できれば幸いです。
宮崎には魅力的な観光地や美味しい食がたくさんございますので、学会でのご活発な討論の後は、是非太陽あふれる景色や食をご堪能いただけたらと思います。皆様にお越しいただけることを心よりお待ち申し上げております。
第48回日本臨床バイオメカニクス学会
会 長 鄧 鋼
(宮崎大学工学教育研究部 教授)
2021年11月5・6日、第48回日本臨床バイオメカニクス学会を宮崎大学医学部整形外科の帖佐悦男先生とともに開催できることを大変嬉しく思います。小職の博士課程までの専門は機械設計と機械要素工学、歯車工学などであり、名前の通り、専ら鋼鉄を相手にしていました。約15年前、帖佐先生にお誘いいただきバイオメカニクスの研究を始め、主として股関節の力学的解析を行ってきました。畑違いの研究でしたが、医学と工学のそれぞれの叡智の結集と協働で新たなイノベーションがもたらされると認識させていただきました。医工連携をより一層推進するため、数年前に所属学科に優秀な先生をお迎えすることができ、生体工学の研究室を立ち上げることができました。これからは若手研究者の下支えとなり、バイオメカニクスの発展に貢献できれば嬉しく思います。
11月の宮崎は空が高く、優しい風が吹きます。一年で最も過ごしやすい季節に開かれる本学会は、研究交流と情報交換、久しぶりに会う先生や友人との集いなど、皆様にとって有益且つ楽しい大会となりますよう、微力ながら尽力させて頂きます。たくさんのご参加をお待ちしております。